トピックス 2004年 9月号


「エムケーシー経営者だより」
リスクマネジメントシリーズ(254)

(1)ペイオフで揺れる銀行
 銀行の統合が大きく進み、13行の都市銀行が、東京三菱銀行とUFJ銀行の合併統合発表により、大きく3行に縮小されようとしています。この影響により、8月1日より金融機能強化法の実施で、大手銀行から地方銀行、信用金庫、信用組合等の中小金融機関に至るまで、再編成の波が押し寄せています。さらに証券会社まで、その系列会社がどのように処理されるか、予断が許せない状態です。また、各銀行の電算処理する電算機メーカーまでが影響しています。
 100年に1度あるかどうかの、重大な日本経済の変革です。

(2)ペイオフ絡みの名寄せが実施
 来年の4月より、ペイオフの完全実施予定のため、金融庁の指導により、名寄せシステムが各金融機関では完全に出来上がっているようです。「睡眠口座」は、預金保険機構の調査により「データ整備不可能」として、名寄せの対象外とする新ルールが設けられています。また、税制面でも金融所得一元化が基本となり、不動産の譲渡所得は金融資産から別になり、損益通算ができなくなる一方、株式と公社債間の損益通算、株式配当、投資信託の収益分配金と、譲渡損の通算が可能になっています。タンス株の特別口座の組み入れ期間も一年延長も投資家名義の名寄せが一元化するための手段です。

(3)ペイオフ全面解禁時の預金保険の対象となるものと、ならない金融資産の区分表を掲載しましたので、参考にしてください

預金保険の対象となるもの
預金保険の対象とならないもの
・預金(右の預金を除く)
 □当座預金   □普通預金
 □通知預金   □納税準備預金
 □貯蓄預金   □定期預金
 □別段預金
・定期積金
・掛金
・元本補てん契約のある金銭信託
 (貸付信託(ビッグ等)を含む)
・金融債(ワイド等の保護預り専用商品に限る)
・上記を用いた積立・財形貯蓄商品
・外貨預金
・譲渡性預金
・外国銀行の日本支店の預金
・オフショア預金
・日本銀行の預金(国庫金を除く)
・金融機関の預金
 (確定拠出年金の積立金の運用部分を除く)
・預金保険機構の預金
・無記名預金
・他人名義預金
・導入預金
・元本補てん契約のない金銭信託(ヒット等)
・金融債(保護預り専用商品以外のもの)