トピックス 2006年11月号


「エムケーシー経営者だより」
リスクマネジメントシリーズ(280)
「健康保険法等の一部の改正により現金給付の見直し」

 社会保険制度の改正により、10月1日より厚生年金の負担が一段と増加する一方、現金給付が少子化対策等の観点を踏まえ、給付が下記の如く変わります。

1.出産育児一時金の金額の見直し
  改正前は30万円、改正後は35万円と、大幅に増額されます(健康保険法施行令 第36条)。

2.埋葬料の金額が、逆に減額になります
  改正前10万円(最低保障額)
  改正後 5万円(一律)
  家族埋葬料
  改正前10万円(一律)
  改正後 5万円(一律)
  上記の通り大幅に変わります。

3.高額医療費が見直されます
  高額医療費について、医療を受ける者と受けない者の負担の公平化の点から、自己負担限度額等が引き上げられます。

 (1)70歳未満の者
@ 一般所得者
算定基準額(自己負担限度額)
定額部分
改正前72,300円が、改正後は80,100円を負担するように引き上げられます。
多数該当(過去1年以内に3回以上高額療養費の支給を受けている場合)4回目の負担限度は、改正前は40,200円が、改正後は44,400円に引き上げとなります。
A 上位所得者
被用者保険(標準月額報酬)が、改正前56万円が、改正後53万円以上の者、国民健康保険(年間所得)改正前670万円が、改正後600万円以上の該当者は、算定基準額の負担限度は、定額部分、改正前13万9,800円が、改正後は15万円の負担になります。

 (2)70歳以上の者
@ 一般所得者
算定基準額(自己負担限度額)
入院 改正前は40,200円が、改正後は44,400円に引き上げられます。
改正前72,300円が、改正後は80,100円を負担するように引き上げられます。
多数該当(過去1年以内に3回以上高額療養費の支給を受けている場合)4回目の負担限度は、改正前は40,200円が、改正後は44,400円に引き上げとなります。
A 現役並み高額所得者
算定基準額(自己負担限度額)
入院 改正前は72,300円が、改正後は80,100円になります。
入院(多数該当4回目以降)改正前40,200円が、改正後44,400円。
外来(多数該当)改正前40,200円が改正後は44,400円に引き上げられました。